keyboard_arrow_up

お役立ちコンテンツ

Homeお役立ちコンテンツ

休職歴があると転職で不利になる?面接での伝え方と再起の進め方をプロが解説

休職歴があると転職で不利になる?面接での伝え方と再起の進め方をプロが解説

転職を成功に導くキャリア相談|相談先の選び方と活用の秘訣

休職歴があると転職で不利になる?面接での伝え方と再起の進め方をプロが解説

「休職したことがあると、やっぱり転職では不利になるのだろうか」

メンタル不調や体調不良で一度キャリアを止めた経験がある方にとって、これは転職活動を始める前から頭を離れない不安ではないでしょうか。

履歴書の空白期間を見て書類で落とされるのではないか、面接で休職理由を聞かれたらどう答えればいいのか。
そうした不安が重なり、活動そのものを始められずにいる方も少なくありません。

結論からお伝えすると、休職歴があるからといって転職が不可能になるわけではありません。
ただし、伝え方と準備の質が結果を大きく左右します。

この記事では、国家資格キャリアコンサルタントとして休職歴のある方の支援を行ってきた現場の知見をもとに、企業が本当に気にしているポイントと、面接での具体的な伝え方、再起に向けた進め方を解説します。

輝ける仕事が見つかる!天職診断はこちら▼

休職歴は本当に転職で不利になるのか

「不利になるかどうか」という問いに対しては、「場面によっては不利に働くことがある。しかし準備と伝え方で十分に挽回できる」というのが正直な回答です。
休職歴そのものが不採用の決定打になるのではなく、その背景や現在の状態を企業がどう受け取るかが合否を分けます。

メンタル不調による休職者は増えている

まず知っておいていただきたいのは、メンタル不調による休職は決して珍しいことではないという社会的な事実です。

厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)」(2025年8月公表)によると、過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者、または退職した労働者がいた事業所の割合は12.8%に上ります。
およそ8社に1社で、メンタル不調による休業や退職が発生している計算です。

さらに、厚生労働省「令和6年度 過労死等の労災補償状況」(2025年6月公表)では、精神障害に関する労災の支給決定件数が1,055件と、前年度から172件増加し、初めて1,000件を超えました。
請求件数も3,780件にのぼり、こちらも増加が続いています。

こうしたデータが示すとおり、メンタル不調は個人の弱さの問題ではなく、労働環境を取り巻く構造的な課題です。
企業の採用担当者もこの傾向は理解しており、休職歴があるというだけで一律に選考から外すわけではありません。

企業が休職歴を気にする本当の理由

では、企業は休職歴の何を気にしているのでしょうか。
採用担当者が最も懸念しているのは「入社後に同じ状況が再発し、長期的に働き続けることが難しいのではないか」という定着性のリスクです。

採用には求人広告費や面接の工数など多くのコストがかかります。
入社後に再び休職や早期退職となれば、そのコストが回収できないだけでなく、現場の業務にも影響が出ます。

そのため採用担当者は、休職歴そのものを問題視しているというより、「この方は当社で安定して働けるのか」を見極めたいと考えています。

つまり、その懸念を解消できる情報を伝えられれば、休職歴がマイナス評価に直結することは避けられます。

休職歴を隠すべきか正直に伝えるべきか

休職歴を転職先に伝えるかどうかは、多くの方が悩むポイントです。
先に結論をお伝えすると、嘘をつくことは絶対に避けるべきです。
そして、全てを伝えた上で理解してくれる会社を見つけることが、長く働ける職場に出会う一番の近道です。

隠した場合に起こりうるリスク

法律上、履歴書に休職歴を記載する義務はありません。
しかし、面接で就業状況や空白期間について聞かれた際に虚偽の回答をすれば、経歴詐称と見なされる可能性があります。

また、入社後に源泉徴収票や住民税の納税額、傷病手当金の受給歴などから休職していた事実が判明するケースは少なくありません。

隠していたことが後から発覚した場合、仮に解雇にならなくても「重要な情報を隠す人」という印象が職場に残り、信頼関係を築くことが困難になります。
何より、「バレるかもしれない」という不安を抱えたまま働き続けること自体が精神的な負担となり、新しい職場での定着を妨げる原因になりかねません。

正直に伝えることで得られるメリット

正直に休職歴を伝えた上で採用された場合、入社後の安心感が格段に違います。
企業側がすでに事情を理解しているため、業務量の調整や配属先への配慮を受けられる可能性があるほか、体調面で不安を感じた際にも相談しやすい関係性を最初から築くことができます。

休職歴を開示しても受け入れてくれる企業は、社員の健康管理や働き方に対して理解のある組織である可能性が高いといえます。
結果として、入社後のミスマッチが起きにくく、長期的な定着につながりやすくなります。

面接で休職理由を伝える際の3つのポイント

LaFreeでは、休職歴のある方の面接対策において、以下の3つを軸にアドバイスしています。
テクニックで取り繕うのではなく、事実を整理して「企業が安心できる根拠」を自分の言葉で伝えられるようにすることが目的です。

「原因の言語化」で面接官の不安を解消する

面接官が知りたいのは、病名や症状の詳細ではなく、「なぜ休職に至ったのか」という原因の構造です。

「仕事が忙しかったから」「人間関係が悪かったから」といった表面的な説明では、「どんな職場でも同じことが起こるのでは」と思われてしまいます。

重要なのは、休職に至った原因を環境要因と自分の行動パターンの両面から客観的に分析し、言葉にできることです。
たとえば「クレーム対応の業務で一人で問題を抱え込み、上司に相談するタイミングを逃してしまったことが蓄積につながった」というように、状況と自身の傾向をセットで説明できると、面接官は「この方は自分を客観視できている」と判断しやすくなります。

「現在は問題ない」根拠を示す

休職歴を伝える際に必ずセットで伝えるべきなのが、「現在は業務に支障がない状態であること」です。
これは面接官の不安を解消するために欠かせない情報です。

「もう大丈夫です」と口頭で伝えるだけでは根拠が弱いため、医師から就業可能の判断を受けていること、日常生活が安定して送れていること、体力面でも問題がないことなど、具体的な事実を添えて説明することが効果的です。
通院の有無についても、必要があれば正直に伝えた上で業務への影響がない旨を補足するとよいでしょう。

「再発防止の具体策」で定着性をアピールする

企業が最終的に判断したいのは、「この方はうちの会社で同じことを繰り返さないか」という点です。
ここで具体的な再発防止策を示せるかどうかが、合否を分ける大きなポイントになります。

たとえば「以前は業務の遅れを一人で取り戻そうとする傾向がありましたが、現在は週単位でタスクを書き出し、進捗を上司と共有するルールを自分で設けています」「ストレスを感じた際には散歩や運動で発散する習慣を身につけています」など、日常的に取り組んでいることを伝えると説得力が増します。

加えて、応募先企業の環境が自分の特性に合っている理由を具体的に述べることで、「この会社だからこそ長く働ける」という志望動機と再発防止策が一貫したストーリーになります。

休職歴がある方が転職活動でつまずきやすい3つの壁

LaFreeで休職歴のある方を支援する中で、特に多くの方が直面する壁が3つあります。
ご自身に当てはまるものがあれば、それは決してあなただけの問題ではありません。

書類選考で空白期間が不利に働く

職務経歴書に数か月から1年以上の空白があると、書類選考の段階で見送りとなるケースがあるのは事実です。

ただし、これは空白期間の「長さ」だけが問題なのではなく、空白期間に何をしていたかが読み取れないことが原因です。
職務経歴書の自己PR欄や補足欄で、療養に専念していたこと、回復後にどのような準備をしてきたかを簡潔に記載することで、書類段階での印象は大きく変わります。

面接で休職理由を聞かれると固まってしまう

書類選考を通過しても、面接で「この期間は何をされていましたか」と聞かれた瞬間に頭が真っ白になるという方は非常に多くいます。

これは準備不足というより、休職に対する自分自身の中の罪悪感や恥ずかしさが整理できていないことが根本にあります。
面接対策の前に、まず自分の中で「なぜ休職に至ったのか」「その経験をどう捉えているのか」を言葉にする作業が必要です。

そもそも活動を始める一歩が踏み出せない

書類の書き方や面接対策以前に、「また失敗したらどうしよう」「自分なんか雇ってもらえない」という気持ちから、転職活動そのものを始められないという方も少なくありません。

この状態は甘えではなく、心がまだ回復途上にあるサインでもあります。
無理に動き出す必要はありませんが、一人で抱え込み続けると不安が膨らむ一方になりやすいため、まずは「相談する」という小さな一歩から始めることが有効です。

休職歴があっても転職に成功した事例

休職歴のある転職を成功させるために必要なこと

面接テクニックや書類の書き方も重要ですが、それ以前に取り組むべきことがあります。
休職の経験を「説明しなければならない過去」ではなく「自分を知るためのデータ」として整理することが、転職成功の土台になります。

休職の原因を客観的に整理する

休職に至った原因を振り返る作業は、精神的に負荷がかかるものです。
一人で向き合おうとすると、自責の念にとらわれたり、逆に環境への不満だけが出てきたりして、客観的な整理が難しくなりがちです。

LaFreeでは、コーチとの対話を通じてこの整理を行います。
「どんな業務にストレスを感じたのか」「どんな場面でやりがいを感じたのか」「自分がパフォーマンスを発揮しやすい環境はどういう条件か」といった問いを重ねていくことで、休職の原因が「自分の特性と環境のミスマッチ」として構造的に見えてきます。

この整理ができれば、面接での説明にも一貫性が生まれます。

自分に合った環境を「自分軸」から逆算する

休職経験者にとって最も避けたいのは「同じことの繰り返し」です。
そのためには、次の職場を選ぶ基準を明確にしておく必要があります。

Nさんの事例でも、自己分析を通じて「論理的に問題を解決する仕事」「一人で集中できる環境」という自分の特性が明らかになったことが、未経験のエンジニア職という選択につながりました。
給与や知名度といった表面的な条件ではなく、「自分が無理なく力を発揮できる環境とは何か」を軸に企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを防ぎ、結果的に長期的な定着につながります。

転職エージェントは求人を紹介して採用が決まることで報酬を得る仕組みのため、この「自分軸」をじっくり掘り下げる工程が手薄になりがちです。
利害関係のない第三者と一緒に自己分析を進めることが、休職経験者には特に有効だといえます。

まとめ

休職歴がある方の転職活動において重要なポイントを整理します。

まず、休職歴は確かに転職で不利に働く場面がありますが、伝え方と準備次第で十分に挽回が可能です。
企業が本当に気にしているのは休職した事実そのものではなく、「入社後に安定して働けるかどうか」という定着性の見通しです。

面接では、休職に至った原因を客観的に言語化すること、現在は業務に支障がない根拠を示すこと、再発防止のために具体的に取り組んでいることを伝えることの3点が鍵になります。
そして、嘘をついて休職歴を隠すのではなく、正直に伝えた上で理解してくれる会社を見つけることが、長く安心して働ける職場に出会う最善の方法です。

ただし、こうした整理を一人で行うのは容易ではありません。
休職の経験に対する罪悪感や不安が絡む中で、客観的に自分を分析し、面接で伝えられる言葉にまで落とし込むには、専門家の力を借りることが有効です。

輝ける仕事が見つかる!天職診断はこちら▼

転職などキャリア相談ならLaFree(ラフリー)へ

キャリアの相談やコーチングについてのお役立ち情報

【2026年最新】キャリアコーチングおすすめ比較10選を徹底解説

01

キャリア相談はどこがおすすめ?悩み別のメリットと活用法

02

キャリア相談は誰にするべき?信頼できる相談相手の見つけ方

03

キャリア相談は有料が正解?無料との違いと選び方を解説

04

20代におすすめのキャリア相談|早めに始める理由と活用法

05

転職を成功に導くキャリア相談|相談先の選び方と活用の秘訣

06

初心者におすすめのキャリアコーチング|自己分析から始めるキャリア戦略

07

キャリアコーチングの料金相場と費用対効果|後悔しないサービスの選び方

08

キャリアに迷う20代におすすめ|コーチング活用法と自己分析の重要性

09

キャリアプランが思いつかないときはどう答える?解決法と考え方

10

面接で聞かれるキャリアプランの答え方|就活・転職で差がつくポイント

11

未経験から憧れの業界へ。20代後半からのキャリアチェンジ

12

キャリアコーチングは意味ない?失敗しないサービスの見極め方

13

転職したいけど何をすべき?やりたいことが無い時の具体策

14

キャリアコーチングは意味ない?いらない理由や必要な人の特徴を解説

15

キャリアコーチングは怪しい?怪しいと言われる理由と向いている人の特徴を解説

16

キャリアコーチングの料金は高い?相場と高い理由を解説!

短期離職・仕事が続かない方へ

06

「やりたいこと」はなくていい。「自分探し」の沼から抜け出す適職の選び方

11

「社会不適合者」じゃない。早期離職の罪悪感を消す方法

12

「職歴が多い=即戦力」?採用担当の心を掴む逆転のアピール法

13

人間関係で辞めるのは「逃げ」?自分を守る決断と次の職場選び

14

正社員を辞めても生きていける?自由な働き方を実現する方法

15

どこに向かえばいい?「キャリア迷子」を脱出する現在地の確認方法

16

適応障害で退職した後のキャリア。焦らず再起するための心の整え方

17

短期離職を繰り返すとどうなる?不安の正体と立て直すための具体策

18

転職エージェントが合わないと感じたあなたへ。求人紹介なしで本当の答えを見つける方法

19

20代の転職回数は何回までOK?転職活動を成功させる方法を解説

20

転職に失敗したらどうする?後悔を次に活かす具体的な立て直し方

21

20代で3回転職は多すぎる?転職成功のポイントをプロが解説

22

職歴の空白期間はどう伝える?|無職期間を面接で不利にしない伝え方

23

入社3ヶ月で辞めたいと思ったら?転職か続けるかの判断基準をプロが解説

24

短期離職は人生終わり?立て直す方法をプロが解説!

25

試用期間での退職は履歴書に書く?バレるリスクと面接での伝え方

26

次を決めずに退職はアリ?メリットやリスクをプロが解説

27

やりたい仕事がない時はどうしたらいい?|適職探しに疲れた人のためのキャリアの考え方

28

フリーターから正社員は厳しい?20代後半からのキャリア挽回戦略をプロが解説!

29

仕事に飽きた時はどうする?転職する前に試したい対処法をプロが解説

30

退職を言い出せない時はどうする?穏やかに辞める伝え方と準備のポイント

31

第二新卒はいつまで?知っておきたい転職タイミングと成功のコツを解説!

32

新卒1年目で辞めたいのは甘え?後悔しない判断基準と辞めていい人・ダメな人の違い

33

仕事が向いていないと感じたら?辞めるべきサインと適職の見つけ方をプロが解説

34

第二新卒の転職が失敗する原因5つ|同じミスを繰り返さないための方法をプロが解説!

35

休職歴があると転職で不利になる?面接での伝え方と再起の進め方をプロが解説

36

転職の軸が見つからない!プロが本当の転職軸の立て方を解説

37

20代後半の「このままでいいのか」という焦り|その正体と抜け出す方法をプロが解説

38

転職したいけどスキルがない20代|「強みゼロ」から内定を掴んだ人の共通点

39

向いてる仕事がわからない20代必見|診断テストでは見つからない適職の探し方

40

仕事辞めたいけど次がない20代|何から始めればいいかをプロが順番に解説

マインドセット

1

友人の活躍が辛い時の心の守り方。比較地獄から抜け出すセルフケア

..... .....