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この記事を書いた人 - 池田 康希(LaFree)

この記事を書いた人

池田 康希 プロフィール写真
キャリアコンサルタント

池田 康希 / Koki Ikeda

国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者

全国約 3万社 の中から 「信頼できるエージェント14社」へ選出

日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
短期離職経験者の支援に特化したキャリアコーチングサービス『LaFree』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
「信頼できるエージェント」に選出された経験をもとに、自己理解から長く働くことができる職場選びまで一貫して徹底サポートしている。

保有資格

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメントⅡ種
この人に相談する(無料)

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この記事でわかること
  • 転職でキャリアアップが実現できる人・できない人の違い
  • キャリアアップ転職で失敗する人の共通点
  • 転職活動を始める前にやるべき3つの準備
この記事が向いている人
  • キャリアアップしたいが何から始めればいいかわからない人
  • 転職すべきか現職に残るべきか迷っている人
  • 転職活動を始めたが方向性が定まらず空回りしている人

「今の環境ではこれ以上成長できない」「もっとやりがいのある仕事がしたい」。そんな思いからキャリアアップを目指して転職を考える人は少なくありません。しかし、転職すれば必ずキャリアアップできるわけではなく、準備不足のまま動き出して後悔するケースも多いのが現実です。この記事では、キャリアアップのための転職活動を始める前に知っておきたい成功の条件を、キャリアのプロが解説します。

転職でキャリアアップは本当に実現できるのか?

キャリアアップを目的とした転職は年々増えていますが、実際に成功している人はどのくらいいるのでしょうか。まずは公的データから、転職によるキャリアアップの実態を確認してみましょう。

転職者の約4割が賃金アップ、約3割がダウンという現実

厚生労働省「令和5年雇用動向調査」によると、転職入職者のうち前職より賃金が「増加」した人は37.2%、「減少」した人は32.4%でした。特に20〜24歳では52.3%が賃金増加を実現しているのに対し、50代以降では「減少」の割合が「増加」を上回ります。年齢が若いほど転職による賃金アップが実現しやすい一方、年代を問わず約3人に1人は賃金が下がっているのです。

明暗を分けるのは「事前準備」の質

同じキャリアアップを目指した転職でも、結果に差が出るのはなぜでしょうか。労働政策研究・研修機構(JILPT)の2023年の調査では、若手男性正社員の離職理由の1位が「キャリアアップするため」(27.3%)でした。キャリアアップを動機とする転職は増加傾向にありますが、動機が前向きであっても準備が不十分なまま活動を始めてしまうと、応募先の選定がブレたり、面接で説得力のあるアピールができなかったりします。転職活動の成否を分けるのは、動き出す前の準備の質です。

キャリアアップ転職で失敗する人の共通点

キャリアアップを目指しているのに転職活動がうまくいかない人には、いくつかの共通パターンがあります。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

「なんとなく今より良くなるはず」で動き出す

失敗しやすい人に共通するのは、「転職さえすれば状況が良くなる」という漠然とした期待で活動を始めてしまうことです。現職への不満がきっかけで転職を考えること自体は自然ですが、不満の解消だけを目的にすると、次の職場でも同じ不満を抱える可能性があります。転職はあくまで手段であり、「何のためにキャリアアップしたいのか」というゴールがなければ、求人を見れば見るほど迷いが増えていきます。

自分にとってのキャリアアップを定義できていない

キャリアアップという言葉は便利ですが、その中身は人によって大きく異なります。専門性を深めることなのか、マネジメントに挑戦することなのか、年収を上げることなのか、業務領域を広げることなのか。この定義が曖昧なまま転職活動を進めると、応募先の選定基準がブレ、志望動機にも一貫性がなくなります。面接官から「それはうちの会社でなくてもできるのでは?」と問われたときに答えられなければ、選考を通過するのは難しいでしょう。

転職活動そのものが目的化してしまう

求人サイトへの登録、エージェントとの面談、書類の作成。転職活動は工数が多いため、活動すること自体に達成感を覚え、いつの間にか「動いていること」が目的になってしまうケースがあります。特に在職中に転職活動をしている場合、忙しさの中で「とにかく応募数を増やそう」と量に走りがちです。しかし、方向性が定まらないまま応募を重ねても、選考に通らない、内定が出ても判断できないという状況に陥りやすくなります。

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活動を始める前にやるべき3つの準備

キャリアアップ転職を成功させるカギは、求人に応募する前の段階にあります。ここでは、転職活動の質を大きく左右する3つの準備を順番に解説します。

準備1:キャリアの棚卸しで「今の自分」を把握する

転職活動の第一歩は、求人を探すことではなく、自分自身の現在地を正確に把握することです。これまでの業務内容、身につけたスキル、出した成果を時系列で書き出してみましょう。「何をやってきたか」だけでなく、「何にやりがいを感じたか」「どんな場面で力を発揮できたか」も合わせて整理すると、自分の強みが見えてきます。この棚卸しが不十分だと、職務経歴書に説得力がなく、面接でも具体的なエピソードを語れません。

準備2:自分にとってのキャリアアップを言語化する

棚卸しで現在地を把握したら、次に「どこに向かいたいのか」を言葉にします。3年後にどんな仕事をしていたいか、どんなスキルを身につけていたいかを具体的にイメージしてみてください。「キャリアアップしたい」ではなく「法人営業の経験を活かし、マーケティング領域に挑戦したい」のように、方向性と理由をセットで言語化できれば、応募先の選定基準が明確になり、志望動機にも一貫性が生まれます。

準備3:転職以外の選択肢も含めて比較検討する

キャリアアップの手段は転職だけではありません。現職での異動や昇進、副業による経験拡大、資格取得によるスキルアップなど、複数の選択肢があります。転職が最適解かどうかは、現職で実現できることとできないことを冷静に比較して初めて判断できます。「現職ではここまでしかできない。目指す方向に進むには環境を変える必要がある」と論理的に説明できる状態になっていれば、転職活動の軸がブレることはありません。

体験談|方向性を整理してから転職活動に臨んだケースTさん(20代後半・男性)

体験談|Mさん(20代後半・女性)

前職はIT企業の事務職で、4年ほど働いていました。業務自体は問題なくこなせていたのですが、「このままでは市場価値が上がらないのでは」という焦りがあり、キャリアアップのために転職を考え始めました。

最初は転職サイトに登録して気になる求人に手当たり次第応募していたのですが、面接で志望動機を聞かれるたびに言葉に詰まり、なかなか選考が進みませんでした。

LaFreeのキャリアコーチングを受けて、まず自分にとってのキャリアアップが何なのかを整理しました。コーチとの対話の中で、「事務の効率化スキルを活かしつつ、業務改善やプロジェクト推進に関われるポジションに挑戦したい」という方向性が見えてきました。軸が定まってからは応募先の選び方も変わり、面接でも自分の言葉で語れるようになって、結果的に希望に近い企業から内定をいただけました。

まとめ|キャリアアップ転職の成功は「動く前の整理」で決まる

キャリアアップを目指して転職活動をすること自体は、前向きな選択です。しかし、「キャリアアップしたい」という気持ちだけで動き出しても、方向性が定まらず空回りしてしまうリスクがあります。大切なのは、キャリアの棚卸しで自分の現在地を把握し、自分にとってのキャリアアップを具体的に言語化し、転職以外の選択肢も含めて冷静に比較検討すること。この3つの準備ができていれば、転職活動の軸がブレることはありません。

とはいえ、自分一人でキャリアの方向性を整理するのは簡単ではありません。「考えれば考えるほど堂々巡りになる」「客観的な視点がほしい」と感じるなら、キャリアのプロと一緒に整理するのもひとつの方法です。LaFreeでは、国家資格キャリアコンサルタントが60分の無料相談であなたのキャリアの方向性を一緒に考えます。転職活動を始める前に、まず自分の現在地を確認してみませんか?

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