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この記事を書いた人 - 池田 康希(LaFree)

この記事を書いた人

池田 康希 プロフィール写真
キャリアコンサルタント

池田 康希 / Koki Ikeda

国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者

全国約 3万社 の中から 「信頼できるエージェント14社」へ選出

日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
短期離職経験者の支援に特化したキャリアコーチングサービス『LaFree』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
「信頼できるエージェント」に選出された経験をもとに、自己理解から長く働くことができる職場選びまで一貫して徹底サポートしている。

保有資格

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメントⅡ種
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この記事でわかること
  • キャリアプランが思いつかない本当の原因
  • 「正解」を探さずにプランを描くための考え方
  • 相談先の選び方と、相談前にやっておくべきこと
この記事が向いている人
  • 面接や社内面談で「キャリアプランは?」と聞かれて答えられなかった方
  • 将来やりたいことが見つからず、転職にも踏み出せない方
  • キャリアプランを考えたいが、誰に相談すればいいかわからない方

「将来のキャリアプランを教えてください」──面接や社内面談でこう聞かれて、言葉に詰まった経験はありませんか。厚生労働省のマイジョブ・カードが在職者約500名を対象に実施したアンケートでは、キャリアプランを考えたことが「ない」と答えた方が約半数にのぼっています。つまり、プランが描けないのはあなただけではありません。

この記事では、キャリアプランが思いつかない原因を整理し、プランを考えるための具体的なステップと、相談先の選び方を解説します。

キャリアプランが思いつかない3つの原因

キャリアプランが描けないのは、意欲や能力の問題ではありません。多くの場合、以下の3つのいずれかが思考を止めてしまっています。

「正解」を探しすぎている

面接対策を意識するあまり、「他人から見て立派なプラン」を作ろうとしていませんか。「こうあるべき」というプレッシャーが、本来の自分の価値観にふたをしてしまいます。キャリアプランに正解はありません。大切なのは、自分の言葉で方向性を語れるかどうかです。

判断材料が足りていない

料理を知らなければメニューが選べないのと同じで、世の中にどんな働き方や選択肢があるかを知らなければ、プランは描けません。厚生労働省「令和6年能力開発基本調査」(2025年)では、正社員のうち「自分で職業生活設計を考えたい」と回答した割合は32.3%にとどまっています。多くの方が、キャリアを主体的に考えるための材料を持てていない状態です。

一度決めたら変えられないと思っている

「プラン=一生の誓い」のように重く捉えると、何も書けなくなります。キャリアプランはあくまで現時点での仮説です。状況が変われば修正すればいいものであり、完璧である必要はありません。「今の自分が目指す方向」を言葉にできれば、それで十分です。

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キャリアプランを描くための2つのステップ

プランが思いつかない原因がわかったら、次は具体的に考えるステップに入ります。いきなり「10年後の自分」を描く必要はありません。

過去の経験から価値観を掘り起こす

まず取り組むべきは、過去の経験を振り返ることです。「あのときは仕事が楽しかった」「あの業務は苦痛だった」という感情が動いた場面を書き出し、その背景にある理由を掘り下げていきます。

たとえば「チームで企画を通したときに達成感があった」なら、「一人よりもチームで動く方が力を発揮できる」「企画を形にするプロセスにやりがいを感じる」といった価値観が見えてきます。この作業は、キャリアプランの「出発点」を作るために欠かせません。

短期目標から積み上げる

価値観が整理できたら、遠い未来ではなく「半年後」「1年後」に達成したいことから考えてみてください。「プレゼンスキルを上げたい」「チームリーダーを経験したい」「新しい業界の知識をつけたい」など、小さな目標で構いません。

短期目標は達成感を得やすく、次の目標を考えるきっかけにもなります。その積み重ねが、結果として中長期のキャリアプランの形になっていきます。

キャリアプランの相談先──目的で選ぶ

一人で考えていると思考が堂々巡りになりがちです。第三者の視点を取り入れることで、自分では気づけなかった強みや方向性が見えてきます。ただし、相談先によって得意領域が異なるため、目的に合った場所を選ぶことが大切です。

求人紹介が目的なら転職エージェント

「転職する」と決まっていて、具体的な求人を紹介してほしい場合は転職エージェントが適しています。書類添削や面接対策まで無料でサポートを受けられる点が強みです。一方で、「そもそも転職すべきかどうか」「自分に合う方向性は何か」といった段階では、求人紹介が前提の相談はかみ合わないことがあります。

方向性の整理から始めたいならキャリアコーチング

「キャリアプランが描けない」「自分の価値観や強みを整理したい」という段階であれば、キャリアコーチングが向いています。求人紹介を行わないため、転職・現職残留・副業など選択肢をフラットに検討できます。

労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.233」(2025年)によると、キャリアコンサルティングを受けた経験のある方の約60%がキャリアや職業生活に変化を実感しています。「プランが思いつかない」という状態こそ、専門家との対話が最も効果を発揮する場面です。

費用をかけたくないなら公的サービス

厚生労働省が運営するキャリア形成・リスキリング支援センターでは、キャリアコンサルタントによる無料相談を受けることができます。ジョブ・カードを活用したキャリアプランの作成支援も行っているため、「まず何から始めればいいかわからない」という方の入口として活用できます。

体験談

社内面談で「3年後のキャリアプランは?」と聞かれ、何も答えられなかったことをきっかけにキャリアコーチングを利用したMさんの事例を紹介します。

体験談|Mさん(20代後半・女性)

事務職として4年間働いていましたが、上司との面談で「3年後どうなりたい?」と聞かれたとき、何も出てこなかったのがショックでした。仕事に不満はないけれど、やりたいことも見つからない。転職サイトを見ても、どの求人にもピンとこない状態が続いていました。

キャリアコーチングでは、過去の経験を一つひとつ振り返るなかで「社内の業務改善提案をしたときが一番楽しかった」という記憶にたどり着きました。コーチに「なぜ楽しかったのか」を深掘りされるうちに、自分は「仕組みを作って人の役に立つこと」に価値を感じていると気づいたのです。

その気づきをもとに、まずは現職で業務改善プロジェクトに手を挙げることを短期目標に設定しました。今は社内の業務効率化チームに参加しながら、将来的には人事企画や組織開発の領域に進みたいというキャリアプランが少しずつ形になっています。

まとめ

キャリアプランが思いつかないのは、能力や意欲の問題ではなく、「正解を探しすぎている」「判断材料が足りない」「一度決めたら変えられないと思っている」といった思考の癖が原因であることがほとんどです。

プランを描くために必要なのは、まず過去の経験から自分の価値観を掘り起こし、短期目標から積み上げていくことです。いきなり10年後の姿を描く必要はありません。「今の自分が目指す方向」を言葉にできれば、それがキャリアプランの出発点になります。

一人で考えて行き詰まっているなら、第三者の視点を取り入れることで突破口が見つかることが多いです。LaFreeでは国家資格キャリアコンサルタントが無料相談で対応しています。キャリアプランが描けない状態からでも、一緒に方向性を見つけるところから始められます。

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