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この記事を書いた人 - 池田 康希(LaFree)

この記事を書いた人

池田 康希 プロフィール写真
キャリアコンサルタント

池田 康希 / Koki Ikeda

国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者

全国約 3万社 の中から 「信頼できるエージェント14社」へ選出

日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
短期離職経験者の支援に特化したキャリアコーチングサービス『LaFree』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
「信頼できるエージェント」に選出された経験をもとに、自己理解から長く働くことができる職場選びまで一貫して徹底サポートしている。

保有資格

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメントⅡ種
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この記事でわかること
  • キャリアプランの定義と、キャリアビジョン・キャリアパスとの違い
  • キャリアプランが書けない3つの原因と、その解消法
  • テンプレに頼らず自分の言葉で書ける4ステップの方法
この記事が向いている人
  • 面接や社内面談でキャリアプランを聞かれて困った経験がある人
  • テンプレートの例文をコピペしていて違和感を覚えている人
  • キャリアプランを書きたいが、何から手をつければいいかわからない人

「キャリアプランを書いてください」と言われて、すらすら書ける人はそう多くありません。面接の前夜にテンプレートを検索し、例文をなんとなくアレンジして提出する。社内の自己申告シートには毎年同じようなことを書いてしまう。こうした経験に心当たりがある方は少なくないでしょう。

書けない原因は、意志や能力の問題ではありません。多くの場合、「書き方の手順」を知らないだけです。この記事では、キャリアプランの基本から、自分の言葉で書けるようになる4ステップ、シーン別のコツまでをコンパクトに解説します。

キャリアプランとは?書く前に押さえておきたい基本

書き方に入る前に、そもそもキャリアプランとは何か、似た言葉とどう違うのかを整理しておきましょう。定義があいまいなまま書き始めると、「何を求められているのか」で迷う原因になります。

キャリアプランの定義とキャリアビジョン・キャリアパスとの違い

キャリアプランとは、将来の理想像を実現するための具体的な行動計画のことです。「いつまでに」「何を」「どのように」達成するかを時間軸で整理したものであり、単なる夢や希望とは異なります。

似た言葉であるキャリアビジョンは「将来どんな自分になりたいか」という理想像そのもの、キャリアパスは企業が社内で用意する昇進・昇格のルートを指します。キャリアプランは、ビジョン(ゴール)に向かって自分の意志で道筋を設計するものです。

キャリアプランを「書く」メリット

頭の中にある漠然としたイメージは、文字にした瞬間に輪郭を持ちます。「なんとなくマネジメントに興味がある」と、「3年後にチームリーダーとして5人のメンバーを率いたい」では具体性がまったく違います。書くことで思考が整理され、行動に移しやすくなり、面接や面談で他者にも伝えられるようになります。

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キャリアプランが書けない3つの原因

書き方を学ぶ前に、なぜ書けないのかを把握しておくことが大切です。原因がわかれば対処の方向性も見えてきます。

原因① ゴールが決まっていないから手が止まる

「ゴールから逆算して書くもの」という前提があるため、ゴールが不在だと最初の一文から動けなくなります。しかし、最初から明確なゴールを持っている人のほうが少数派です。キャリアプランは一生ものの誓約書ではなく、現時点での仮説にすぎません。「仮決めでいい」と知るだけで手が動き始めます。

原因② 「正解」を探して自分の言葉が出てこない

例文サイトを参考にするうちに、正解を探す姿勢が強くなりすぎると自分の考えが出てこなくなります。キャリアプランに客観的な正解はありません。面接官や上司が見ているのも、模範解答ではなく、自分の頭で考えた痕跡が感じられる人です。

原因③ 自分の経験やスキルを過小評価している

「書けるような立派な経験がない」と感じる人は多いですが、キャリアプランの材料は華やかな実績だけではありません。日々の工夫、失敗からの学び、小さな成果の積み重ね。その中に強みや価値観のヒントが必ずあります。

キャリアプランの書き方4ステップ

ここからが本題です。テンプレートに頼らず、自分の経験と価値観を起点にキャリアプランを書く手順を4つのステップで紹介します。

ステップ1 – 過去の経験を棚卸しして「材料」を集める

出発点は未来ではなく過去です。「担当した業務と役割」「成果や実績」「やりがいを感じた場面」「ストレスを覚えた場面」の4つを書き出します。ネガティブな経験も重要な材料です。「合わなかった」という気づきは、自分が大切にしている条件を教えてくれます。この段階では完璧を目指さず、量を重視してください。

ステップ2 – 価値観と強みから「方向性」を定める

書き出した材料を眺めて、やりがいの共通点とストレスの共通点を探します。たとえば、やりがいに「チームで達成したとき」「後輩に感謝されたとき」が並んでいれば、「人と協力すること」「成長に貢献すること」が価値観として見えてきます。成果が出た仕事の共通パターンからは、転用可能な強みが見つかります。価値観と強みが言語化できると、キャリアプランの「軸」になります。

ステップ3 – 3年後・5年後のゴールを仮決めする

方向性が見えたら、ゴールを設定します。「職種・役割」「スキル・知識」「働き方・環境」の3つの切り口で考えると書きやすくなります。たとえば「マーケティングチームのリーダーとして、データ分析スキルを活かしながらリモート中心で働いている」と書けば、3要素が入った具体的な目標になります。5年後は3年後より抽象度が高くて構いません。方向性さえ揃っていれば一貫性は保たれます。

ステップ4 – ギャップを行動計画に落とす

現在地とゴールの差を「スキル・知識」「経験・実績」「人脈・環境」の3カテゴリで洗い出し、「いつまでに」「何をして」埋めるかを半年・1年・3年のスパンで設定します。ここまで書いたものがキャリアプランの「初版」です。完成品ではなく、ここから磨いていくものだと捉えてください。

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利用シーン別|書き方のコツ

4ステップで作った「初版」は、使う場面に合わせて微調整が必要です。シーンごとに押さえておきたいポイントを紹介します。

面接で聞かれたとき

「結論(ゴール)→ プロセス(道筋)→ 企業との接点(貢献)」の3段構成で伝えます。自分の成長と企業への貢献が重なる部分を強調するのがポイントです。

社内の自己申告シート・キャリア面談で書くとき

希望だけでなく「理由」を添えます。「営業企画に異動したい」ではなく「営業経験で培った顧客理解を活かし、データに基づく施策設計に挑戦したい」と書けば、希望と根拠がセットで伝わります。

転職書類に書くとき

「これまで○○の経験で△△のスキルを培った。今後は□□の領域でそのスキルを活かし、××を実現したい」という流れで、過去と未来を一本の線でつなぎます。

体験談|「テンプレをコピペしていた自分」を変えたMさんの話

Mさん(27歳・女性/メーカー営業事務・社会人5年目)は、毎年の自己申告シートに「現部署で業務スキルを向上させたい」と書いていました。嘘ではないけれど本心でもない。例文のアレンジで、自分の言葉で書いている実感がなかったといいます。

LaFreeのコーチングで過去の棚卸しを行ったところ、「受注データを分析して営業チームに改善提案をしたとき、一番やりがいを感じていた」ことに気づきました。コーチとの対話で価値観を「データで人の判断を支えること」と言語化し、方向性を「営業企画・データ活用」に設定。3年後のゴールを「データに基づく営業戦略の立案に携わるポジション」と仮決めしました。ギャップとして浮かんだのはBIツールのスキルとプレゼン経験の不足。行動計画として半年以内のオンライン講座修了と、1年以内の社内改善提案コンペ応募を決めました。

Mさんは「初めて自己申告シートに自分の言葉を書けた気がする」と話しています。

まとめ – キャリアプランは「正解を書く」のではなく「自分を言葉にする」作業

キャリアプランの書き方に唯一の正解はありません。しかし、「書けるようになる手順」は存在します。

過去の経験を棚卸しして材料を集め、価値観と強みから方向性を定め、ゴールを仮決めし、ギャップを行動計画に落とす。この4ステップを踏めば、テンプレートに頼らなくても自分の軸に基づいたキャリアプランを書くことができます。大切なのは完璧を目指さないことです。キャリアプランは一度書いたら終わりではなく、経験を積みながら何度でも書き直していくものです。

自分一人で書くのが難しいと感じたら、プロと一緒に整理するところから始めてみてください。LaFreeでは、国家資格を持つキャリアコンサルタントがあなたの経験と価値観を丁寧に引き出しながら、納得感のあるキャリアプランづくりをお手伝いしています。

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